ブログ

トップ > ブログ > 外傷による骨折は整骨院で治る?応急処置からリハビリまでプロが解説

ブログ監修者

戸田はれのひ整骨院

院長 池田翔太
(いけだしょうた)

【保有資格】

柔道整復師免許証
キネシオテーピング資格証
一般社団法人日本スポーツ障害予防協会

【保有資格】

柔道整復師免許証
キネシオテーピング資格証
一般社団法人日本スポーツ障害予防協会

戸田はれのひ整骨院院長の池田です。痛みの改善だけでなく、再発しない体づくりをサポートします。整骨院や整形外科での経験を活かし、骨折・脱臼・捻挫などの外傷から、姿勢改善・スタイル調整まで幅広く対応。患者様が話しやすい環境を大切にしながら、一人ひとりに最適な施術を提供します。お体のお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。

外傷による骨折は整骨院で治る?応急処置からリハビリまでプロが解説

「もし骨折してしまったら、整骨院で診てもらえるのだろうか?」外傷による骨折は、日常生活に大きな不安をもたらします。この疑問に対し、この記事では整骨院が骨折の回復においてどのような役割を担うのかを詳しく解説します。骨折が疑われる際の応急処置から、整骨院での具体的な施術内容、そして機能回復を目指すリハビリテーション、さらには回復後の生活における注意点まで、一連の流れを分かりやすくご紹介します。整骨院は、骨折の適切な初期対応から、機能を取り戻し、再発を防ぐためのケアまで、回復を多角的にサポートする場所です。適切な知識を得て、安心して回復への一歩を踏み出しましょう。

1. そもそも外傷による骨折は整骨院で診てもらえるのか

外傷による骨折は、日常生活において予期せぬ形で起こりうる重篤な怪我の一つです。このような状況に直面した際、「どこで診てもらえるのだろう」「整骨院でも対応してもらえるのだろうか」と疑問に思う方は少なくありません。ここでは、整骨院が外傷骨折に対してどのような役割を担い、どのような範囲で対応が可能なのかについて詳しくご説明いたします。

1.1 柔道整復師による骨折治療の範囲と法的な位置づけ

外傷による骨折と聞くと、まず他の専門機関を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、整骨院の施術を行う専門家は、骨折に対する一定の対応が法的に認められています。ただし、その範囲には明確な定めがあります。

整骨院の施術を行う専門家は、骨折の疑いがある場合、まず応急処置を行うことができます。これは、患部の固定や痛みの軽減を目的とした一時的な処置を指します。骨折の疑いがある状況で、すぐに他の専門機関を受診できない場合や、移動中の安全を確保するために重要な役割を果たします。

また、他の専門機関で骨折と診断され、適切な処置を受けた後の「後療法」と呼ばれる回復期の施術は、整骨院の専門分野の一つです。この後療法では、骨折部位の回復を促し、機能を取り戻すための施術を行います。

しかし、整骨院では、骨折の診断、手術、投薬といった医療行為は法的に認められていません。これは、専門家としての役割分担が明確に定められているためです。そのため、骨折が疑われる場合は、まず他の専門機関で確定診断を受けることが極めて重要になります。

他の専門機関での診断後、その専門機関の同意があれば、整骨院で後療法を進めることが可能になる場合もあります。この連携が、よりスムーズな回復への道筋となります。

整骨院で対応できること 整骨院では対応できないこと(他の専門機関の役割)
骨折が疑われる場合の応急処置(患部の固定、痛みの軽減など) 骨折の確定診断
他の専門機関で診断・処置を受けた後の後療法(回復を促す施術) 手術、投薬
機能回復を目指すリハビリテーションのサポート レントゲンやMRIなどの画像診断

1.2 病院と整骨院の連携 外傷骨折の適切な受診経路

外傷による骨折が疑われる場合、最も大切なのは、まず他の専門機関で正確な診断を受けることです。骨折の種類や重症度を正確に把握することは、その後の適切な処置や回復計画を立てる上で不可欠だからです。

整骨院は、骨折が疑われる際の応急処置を行うことはできますが、確定診断はできません。そのため、万が一骨折の疑いがある場合は、迷わず他の専門機関を受診してください。

他の専門機関で診断と初期の処置が完了した後、整骨院が果たす役割は非常に大きくなります。例えば、骨折部位の固定が外れた後の機能回復に向けた施術や、日常生活への復帰をスムーズにするための運動指導など、回復期のサポートに強みを持っています

他の専門機関と整骨院が連携することで、診断から応急処置、そして回復期の機能改善まで、一貫したサポート体制を築くことができます。この連携こそが、外傷骨折からの適切な回復への近道と言えるでしょう。

適切な受診経路としては、以下の流れが考えられます。

  1. 骨折の疑いが発生:まずは安静にし、患部を動かさないようにします。
  2. 他の専門機関での受診:できるだけ早く他の専門機関を受診し、レントゲンなどの検査で骨折の有無や状態を診断してもらいます。
  3. 初期処置:他の専門機関で骨折が確定した場合、ギプス固定などの初期処置を受けます。
  4. 整骨院での後療法・リハビリ:他の専門機関の同意や指示のもと、整骨院で骨折部位の回復を促す施術や機能回復に向けた運動療法などを行います。

このように、他の専門機関と整骨院がそれぞれの専門性を活かし、連携することで、外傷骨折からのより良い回復を目指すことが可能になります

2. 外傷骨折の緊急時対応 応急処置の基本

突然の事故や転倒で骨折が疑われる場合、専門機関を受診するまでの間に適切な応急処置を行うことが、その後の回復に大きく影響します。ここでは、骨折の疑いがある際の緊急時対応と、整骨院での初期対応について詳しく解説いたします。

2.1 骨折が疑われる場合のRICE処置とは

骨折の可能性がある外傷を受けた場合、まず行うべき応急処置としてRICE処置が挙げられます。これは、痛みや腫れを抑え、損傷の拡大を防ぐことを目的とした基本的な処置です。RICEとは、それぞれ安静(Rest)、冷却(Ice)、圧迫(Compression)、挙上(Elevation)の頭文字を取ったものです。

RICE処置の各要素について、以下の表で詳しく説明いたします。

要素 内容 目的
Rest(安静) 患部を動かさず、安静に保ちます。無理に動かしたり、体重をかけたりしないようにします。 損傷の悪化を防ぎ、痛みを軽減します。
Ice(冷却) ビニール袋に氷と少量の水を入れ、タオルなどで包んだものを患部に当てて冷やします。一度に冷やす時間は15分から20分程度とし、皮膚の様子を見ながら繰り返します。 内出血や腫れを抑え、痛みを和らげます。
Compression(圧迫) 患部を包帯やテーピングなどで適度に圧迫します。ただし、きつく締めすぎると血流が悪くなるため注意が必要です。 腫れの広がりを抑制し、患部を安定させます。
Elevation(挙上) 患部を心臓よりも高い位置に持ち上げます。クッションや枕などを利用すると良いでしょう。 重力により血液が患部に集まるのを防ぎ、腫れを軽減します。

これらの処置は、あくまで専門機関を受診するまでの一時的な対応です。RICE処置を行った後も、速やかに専門機関での診察を受けることが重要です。

2.2 整骨院での初期対応と病院への紹介

骨折の疑いがある場合、まずは整骨院で初期対応を受けることも可能です。整骨院では、経験豊富な施術者が患部の状態を丁寧に確認し、骨折の有無や程度を判断します。触診や問診を通じて、痛みのある部位、腫れの状態、変形の有無などを詳しく診察いたします。

もし骨折の可能性が高いと判断された場合は、整骨院で適切な応急処置を施した後、速やかに提携している専門機関、または適切な医療機関への紹介を行います。これは、骨折の確定診断にはレントゲンなどの画像診断が必要不可欠であり、整骨院ではこれらの設備がないためです。

整骨院は、外傷の初期対応において重要な役割を担っています。適切な判断と迅速な紹介により、患者様がスムーズに専門的な治療を受けられるようサポートいたします。骨折が確定した後の治療計画やリハビリテーションについても、専門機関と連携しながら、患者様の回復を支えてまいります。

3. 整骨院で受ける外傷骨折の治療内容

外傷による骨折と診断された後、整骨院ではその回復を支援するための様々な治療を行います。初期の応急処置から始まり、骨折部位の適切な固定、そしてその後の機能回復に向けたリハビリテーションまで、患者さんの状態に合わせて段階的に進めていくことが重要です。

3.1 骨折の整復と固定 ギプスや包帯による処置

骨折の治療において、まず重要となるのが骨折した骨片を元の正しい位置に戻す「整復」です。整骨院では、手技を用いて骨折部位のずれを丁寧に調整し、本来あるべき位置へと戻していきます。この手技は、患者さんの痛みに配慮しながら、慎重に行われます。

整復が完了した後は、その位置を安定させるための「固定」が行われます。固定は、骨折部位が再びずれることを防ぎ、骨がしっかりと癒合するための安静を保つために不可欠です。固定には、骨折の部位や程度、患者さんの生活状況に応じて、様々な方法が用いられます。

一般的に用いられる固定具には、以下のようなものがあります。

固定の種類 主な特徴と目的
ギプス 強固な固定力で骨折部位を完全に安静に保ちます。 主に重度の骨折や安定性が求められる場合に用いられます。
シーネ(副子) 患部の腫れに対応しやすい簡易的な固定具です。 骨折初期やギプスを巻く前の段階で一時的に使用されることがあります。
包帯 患部の圧迫や軽度の固定、または他の固定具の補助として使用されます。 骨折の部位や状態に応じて、適切な巻き方で固定します。

これらの固定具は、骨折の治癒過程において、骨片が動かないように保護し、骨の再生を促すための重要な役割を担います。固定期間は骨折の部位や重症度、年齢などによって異なりますが、整骨院の専門家が患者さんの状態を定期的に確認しながら、適切な期間を設定し、管理していきます。

3.2 骨折後のリハビリテーションで機能回復を目指す

骨折の固定が外れた後、または固定期間中であっても、骨折部位周辺の機能回復を目指すリハビリテーションが非常に重要になります。長期間の固定により、関節が硬くなったり、筋肉が衰えたりすることが多いため、これらを改善し、日常生活へのスムーズな復帰を支援します。

リハビリテーションは、患者さんの骨折の回復段階や個々の状態に合わせて、段階的に進められます。

3.2.1 固定期間中のリハビリテーション

固定期間中であっても、固定されていない他の関節の運動や、固定されている部位周辺の筋肉を意識的に動かすことで、筋力低下や関節の拘縮を最小限に抑えることを目指します。例えば、足首を骨折した場合でも、指の運動や太ももの筋肉を収縮させる運動などを行います。

3.2.2 固定除去後のリハビリテーション

固定が外れた後は、本格的な機能回復を目指したリハビリテーションが開始されます。

  • 関節可動域の改善: 硬くなった関節を少しずつ動かし、本来の動きを取り戻すための運動を行います。
  • 筋力の回復: 衰えた筋肉を強化するための筋力トレーニングを行います。段階的に負荷を上げていくことで、安全かつ効果的に筋力を回復させます。
  • 協調性・バランス能力の向上: 日常生活での動作をスムーズに行うために、身体全体のバランス感覚や、複数の筋肉を連動させる能力を高める運動を行います。
  • 日常生活動作(ADL)の再獲得: 歩行、着替え、入浴など、日常生活に必要な動作を再び安全に行えるように、具体的な動作練習を行います。

これらのリハビリテーションは、専門家による指導のもと、正しい方法で継続して行うことが、機能回復の鍵となります。患者さんの努力と専門家のサポートが一体となることで、より早く、より完全に元の生活に戻ることを目指します。

3.3 骨折の回復を早めるための物理療法や運動療法

骨折の回復過程をより効果的に、そしてスムーズに進めるために、整骨院では様々な物理療法や運動療法を組み合わせることがあります。これらは、疼痛の緩和、血行促進、組織の修復促進、筋力や柔軟性の向上などを目的として行われます。

3.3.1 物理療法

物理療法は、電気や熱、音波などの物理的なエネルギーを利用して、身体に働きかける治療法です。

  • 電気療法: 低周波や干渉波などの電気刺激を患部に与えることで、痛みを和らげたり、筋肉の緊張を緩めたり、血行を促進したりする効果が期待できます。骨折後のしびれや筋肉の回復にも用いられることがあります。
  • 温熱療法: ホットパックなどで患部を温めることで、血行を促進し、筋肉の緊張を和らげ、痛みを軽減する効果があります。組織の柔軟性を高めるため、リハビリテーションの前に行われることもあります。
  • 超音波療法: 高周波の音波を患部に当てることで、組織の深部に熱を発生させたり、微細な振動を与えたりします。これにより、炎症の抑制や組織の修復促進、疼痛の緩和に役立つとされています。

3.3.2 運動療法

運動療法は、特定の運動を通じて身体機能の改善を目指す治療法です。リハビリテーションの項目と重なる部分もありますが、ここでは特に回復を早めるための具体的なアプローチに焦点を当てます。

  • 徒手療法: 専門家が手を使って、関節の動きを改善したり、筋肉の緊張を和らげたり、神経の働きを調整したりする手技です。患者さんの身体の状態に合わせて細かく調整できるのが特徴です。
  • ストレッチング: 固くなった筋肉や関節をゆっくりと伸ばすことで、柔軟性を向上させ、関節の可動域を広げます。血行促進効果も期待できます。
  • 筋力トレーニング: 骨折により低下した筋力を回復させるための運動です。ゴムバンドや軽い負荷を用いた運動から始め、徐々に強度を上げていきます。骨折部位を支える周囲の筋肉を強化することで、安定性が高まります。
  • バランス運動: 片足立ちや不安定な場所での運動など、身体のバランス感覚を養う運動です。転倒予防にもつながり、日常生活での安全な動作を支援します。

これらの物理療法や運動療法は、骨折の治癒を促し、痛みを管理し、機能回復を効率的に進めるために、個々の患者さんの状態や回復段階に合わせて適切に選択され、組み合わせて行われます。整骨院の専門家は、患者さんの回復状況を常に評価し、最適な治療計画を提供することで、より良い結果へと導きます。

4. 骨折後の生活と注意点

4.1 日常生活での注意 外傷骨折の再発防止

外傷による骨折は、治療を受けて骨が癒合した後も、日常生活においていくつかの注意が必要です。特に再発防止と機能維持のためには、日々の過ごし方が大切になります。

まず、固定期間中はもちろんですが、固定が外れた後も、患部への急な負荷や無理な動きは避けてください。骨は時間をかけて徐々に強度を取り戻していきます。急な動きや過度な負担は、再骨折のリスクを高めることにつながります。

また、ご自宅や職場の環境を見直すことも重要です。例えば、

  • 滑りやすい床材の対策
  • 段差の解消
  • 手すりの設置
  • 照明の改善

など、転倒のリスクを減らす工夫をすることで、不慮の事故から身を守ることができます。

栄養面では、骨の形成を助ける栄養素を意識して摂取することが望ましいです。特に、

  • カルシウム:乳製品、小魚、緑黄色野菜など
  • ビタミンD:きのこ類、魚介類など(日光浴も有効です)
  • タンパク質:肉、魚、卵、大豆製品など

これらをバランス良く摂ることで、骨の健康をサポートし、回復を促すことが期待できます。

さらに、十分な睡眠と適度な運動は、全身の健康だけでなく、骨の回復にも良い影響を与えます。適切な姿勢を意識し、体のバランスを整えることも、骨への負担を軽減し、安定した生活を送る上で重要です。

4.2 治療期間と回復までの道のり

骨折の治療期間は、骨折の種類、部位、重症度、年齢、全身状態などによって大きく異なります。一般的に、骨が癒合するまでには数週間から数ヶ月を要し、その後も機能回復のためのリハビリテーションが続きます。

回復のプロセスは、主に以下の段階を経て進みます。

回復段階 特徴 主な対応
炎症期 骨折直後から数日。痛みや腫れが強く、出血を伴います。 安静、冷却、固定による保護。
修復期 数週間から数ヶ月。仮骨が形成され、骨折部が安定し始めます。 固定の継続、患部外の運動、少しずつ可動域訓練を開始。
リモデリング期 数ヶ月から数年。仮骨が成熟し、本来の骨の強度と形に近づきます。 段階的な負荷をかけた運動、筋力・柔軟性・協調性の向上を目指す。

各段階において、専門家からのアドバイスに基づき、無理のない範囲で段階的に活動レベルを上げていくことが非常に重要です。焦って過度な運動を行ったり、痛みを我慢して動かしたりすることは、回復を遅らせる原因となったり、新たな問題を引き起こしたりする可能性があります。

治療期間中は、痛みの程度や患部の状態に変化がないか、定期的に専門家による確認を受けるようにしてください。回復の進捗に合わせて、リハビリテーションの内容も調整されます。

最終的な機能回復を目指すためには、根気強く、継続的にリハビリテーションに取り組むことが不可欠です。日常生活での動作の改善、スポーツや趣味への復帰など、具体的な目標を設定し、それに向かって専門家とともに進んでいくことが、骨折からの完全な回復への道のりを確かなものにします。

5. まとめ

外傷による骨折は、整骨院で柔道整復師が応急処置や初期対応、その後のリハビリテーションまでを専門的にサポートいたします。骨折が疑われる場合は、まずRICE処置を行い、速やかに医療機関を受診することが重要です。整骨院では、医師の同意のもと、骨折の整復や固定、機能回復のためのリハビリテーションを実施し、日常生活へのスムーズな復帰を目指します。適切な処置と継続的なケアによって、骨折からの回復を効果的に見直すことができます。骨折後の再発防止や、回復を早めるためのアドバイスも提供しておりますので、何かお困りごとがありましたら当院へお問い合わせください。

訪問鍼灸
MENU