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慢性腰痛を根本改善!整骨院監修の筋トレ【種類別やり方解説】効果的なストレッチも紹介

慢性的な腰痛にお悩みですか?このページでは、その痛みを根本から改善するための、整骨院監修の筋トレ方法を種類別にご紹介します。原因不明の腰痛、あるいは姿勢の悪さや運動不足、過去の怪我などが原因で慢性化してしまった腰痛でお困りの方は必見です。この記事を読むことで、慢性腰痛を引き起こす原因や悪化させるNG習慣を理解し、自宅でできる効果的な体幹トレーニング、腹筋、背筋の正しいやり方を学ぶことができます。さらに、整骨院での慢性腰痛治療についても解説。効果的なストレッチ方法も合わせて紹介することで、筋トレの効果を最大限に高め、痛みのない快適な生活を取り戻すための具体的な方法を網羅的に解説しています。辛い腰痛を我慢せず、このページの情報で腰痛改善の第一歩を踏み出しましょう。

1. 慢性腰痛の原因とは

慢性腰痛は、原因が特定しにくい場合も多く、様々な要因が複雑に絡み合って発症します。主な原因を以下に詳しく解説します。

1.1 姿勢の悪さ

猫背や反り腰などの不良姿勢は、腰椎や骨盤に負担をかけ、慢性腰痛を引き起こす大きな要因となります。デスクワークやスマートフォンの長時間使用など、現代の生活習慣は姿勢が悪くなりがちです。特に、猫背は腹筋が弱まり、背筋が緊張することで腰への負担が増大します。反り腰は、腰椎の前弯が強くなり、腰椎や周囲の筋肉、靭帯にストレスがかかりやすくなります。また、長時間の座位や立ち仕事も、特定の筋肉に負担をかけ続け、腰痛の原因となります。

1.2 運動不足

運動不足は、腹筋や背筋などの体幹を支える筋肉を弱らせ、腰椎への負担を増大させます。体幹の筋力が低下すると、姿勢が悪くなりやすく、腰痛につながる悪循環に陥ります。特に、現代社会ではデスクワークや車での移動が増え、運動不足になりやすい環境です。適度な運動は、筋力強化だけでなく、血行促進やストレス軽減にも効果があり、慢性腰痛の予防・改善に重要です。

1.3 過去の怪我

過去の腰の怪我、例えばぎっくり腰やスポーツによる怪我などが適切に治癒されなかった場合、慢性腰痛として後遺症が残ることがあります。一度傷めた組織は、再発しやすく、慢性的な痛みに悩まされる可能性が高くなります。また、骨折や捻挫などの怪我だけでなく、手術の既往なども腰痛に影響を与える可能性があります。

1.4 ストレス

精神的なストレスは、自律神経のバランスを崩し、筋肉の緊張を高め、血行不良を引き起こします。その結果、腰の筋肉が硬くなり、慢性的な痛みへと発展することがあります。ストレスは自覚しにくい場合もあるため、注意が必要です。また、不安や緊張は、痛みに対する感受性を高めるため、同じ刺激でもより強い痛みを感じるようになります。

1.5 内臓疾患

稀なケースですが、内臓の疾患が腰痛を引き起こすことがあります。例えば、腎臓結石、尿路感染症、婦人科系の疾患などが腰痛の症状として現れることがあります。内臓疾患による腰痛は、通常の腰痛とは異なる特徴を持つ場合があるため、長引く腰痛や急激な痛みの悪化がある場合は、医療機関への相談が重要です。

原因 詳細
姿勢の悪さ 猫背、反り腰、長時間の座位や立ち仕事などにより、腰椎や骨盤に負担がかかり、筋肉や靭帯にストレスがかかる。
運動不足 体幹筋力の低下により、姿勢が悪化し、腰椎への負担が増大する。
過去の怪我 ぎっくり腰やスポーツ外傷など、過去の腰の怪我の後遺症として慢性腰痛が残ることがある。
ストレス 自律神経の乱れにより、筋肉の緊張や血行不良が生じ、腰痛を引き起こす。
内臓疾患 腎臓結石、尿路感染症、婦人科系の疾患など、内臓の病気が腰痛の症状として現れる場合がある。
椎間板ヘルニア 椎間板が変形・突出することで神経を圧迫し、腰痛や下肢のしびれを引き起こす。加齢や姿勢の悪さ、重いものを持ち上げる動作などが原因となる。
脊柱管狭窄症 脊柱管が狭くなり、神経が圧迫されることで腰痛や下肢のしびれ、間欠性跛行などの症状が現れる。加齢による変形が主な原因。
腰椎分離症・すべり症 腰椎の一部が分離したり、前方にずれたりする疾患。スポーツ選手や成長期の子供に多く見られ、腰痛や下肢の痛みを引き起こす。

2. 慢性腰痛を悪化させるNG習慣

慢性腰痛を改善するためには、筋トレだけでなく、日常生活での悪習慣を避けることも重要です。腰に負担をかける行動を続けることで、せっかくの筋トレの効果が台無しになってしまう可能性もあります。ここでは、慢性腰痛を悪化させる代表的なNG習慣を詳しく解説し、それぞれに対する具体的な対策を提示します。

2.1 同じ姿勢での長時間作業

デスクワークや車の運転など、同じ姿勢を長時間続けることは腰への負担が大きくなります。特に、猫背や前かがみの姿勢は腰椎に大きな負担をかけ、慢性腰痛を悪化させる原因となります。1時間に1回は立ち上がって軽いストレッチを行う、座る際は正しい姿勢を意識する、 ergonomically designed furniture such as a lumbar support cushion を使用するなど、こまめな対策を心がけましょう。

2.2 重いものを急に持ち上げる

重い荷物を急に持ち上げる動作は、腰に瞬間的に大きな負荷がかかり、ぎっくり腰などの急性腰痛を引き起こすだけでなく、慢性腰痛を悪化させる原因にもなります。重いものを持ち上げる際は、膝を曲げて腰を落とす、荷物に近い位置で持ち上げる、腹筋に力を入れて体幹を安定させるなど、正しい持ち上げ方を意識しましょう。また、無理に重いものを持ち上げようとせず、周囲の人に助けを求めることも大切です。

2.3 運動不足による筋力低下

運動不足は、腹筋や背筋などの体幹の筋肉を弱らせ、腰椎への負担を増大させます。体幹の筋力が低下すると、姿勢が悪くなりやすく、腰痛を悪化させるだけでなく、他の体の部位にも悪影響を及ぼす可能性があります。適度な運動を習慣化することで、体幹の筋力を強化し、腰への負担を軽減することが重要です。ウォーキングや水泳など、腰に負担の少ない運動から始めるのがおすすめです。

2.4 間違った筋トレ方法

腰痛改善のために筋トレを行うことは有効ですが、間違ったフォームで行うと逆効果になる場合があります。腰を反りすぎたり、急に負荷をかけすぎたりすると、腰に負担がかかり、痛みを悪化させる可能性があります。筋トレを行う際は、正しいフォームを意識し、自分の体力に合った負荷で行うことが重要です。最初は専門家の指導を受けるか、動画などを参考にしながら慎重に行いましょう。また、痛みがある場合は無理せず中止し、整骨院などで相談しましょう。

2.5 不適切な睡眠環境

睡眠中は、身体を休ませ、疲労を回復させる大切な時間です。しかし、マットレスが柔らかすぎたり硬すぎたり、枕の高さが合っていないと、腰に負担がかかり、慢性腰痛を悪化させる可能性があります。自分に合った寝具を選ぶことは、腰痛改善のために非常に重要です。寝返りがしやすいマットレスを選び、枕は首と頭の隙間を埋める適切な高さを選びましょう。

2.6 冷え

身体が冷えると、血行が悪くなり、筋肉が硬直してしまいます。特に、腰回りの冷えは、慢性腰痛を悪化させる大きな要因となります。夏場でも冷房の効きすぎに注意し、冬場は腹巻やカイロなどで腰を温めるように心がけましょう。また、シャワーだけで済ませずに、湯船に浸かって身体を温める習慣をつけることも効果的です。

2.7 ストレス

ストレスは自律神経のバランスを崩し、筋肉の緊張を高めます。精神的なストレスは身体的な症状として現れることがあり、慢性腰痛の悪化要因となる場合もあります。ストレスを溜め込まないよう、趣味やリラックスできる活動を取り入れる、十分な睡眠時間を確保するなど、ストレスマネジメントを心がけましょう。

2.8 偏った食生活

栄養バランスの偏った食生活は、筋肉や骨の健康を維持する上で必要な栄養素が不足し、慢性腰痛を悪化させる可能性があります。特に、カルシウム、ビタミンD、タンパク質は、骨や筋肉の形成に不可欠な栄養素です。バランスの良い食事を心がけ、これらの栄養素を積極的に摂取しましょう。以下に、腰痛に良いとされる栄養素と、それらを多く含む食品をまとめました。

栄養素 役割 多く含む食品
カルシウム 骨の形成・維持 牛乳、チーズ、ヨーグルト、小魚、大豆製品
ビタミンD カルシウムの吸収を促進 鮭、サンマ、きのこ類、卵
タンパク質 筋肉の形成・修復 肉、魚、卵、大豆製品、乳製品
マグネシウム 筋肉の収縮を調整 アーモンド、ひまわりの種、ほうれん草

これらのNG習慣を避け、正しい生活習慣を身につけることで、慢性腰痛の改善・予防に繋がります。筋トレだけでなく、日常生活にも気を配り、腰に優しい生活を送りましょう。

3. 慢性腰痛に効果的な筋トレの種類

慢性腰痛の改善には、正しい筋トレが不可欠です。腰痛の原因となる筋力不足や姿勢の悪さを解消し、腰回りを支える筋肉を鍛えることで、痛みを軽減し再発を防ぎます。ここでは、慢性腰痛に効果的な筋トレの種類を、体幹、腹筋、背筋に分け、それぞれ解説します。

3.1 体幹トレーニング

体幹トレーニングは、身体の軸となる体幹を強化することで、姿勢を安定させ、腰への負担を軽減します。腰痛予防・改善において最も重要なトレーニングと言えるでしょう。

3.1.1 プランク

プランクは、腹筋群全体を鍛えることで体幹を強化する効果的なトレーニングです。肘とつま先を床につけ、身体を一直線に保つことで、インナーマッスルを刺激し、姿勢の改善にも繋がります。

3.1.2 ドローイン

ドローインは、お腹を凹ませることで腹横筋を鍛えるトレーニングです。腹横筋は、コルセットのようにお腹周りを支える筋肉で、この筋肉を鍛えることで腰の安定性が高まります。いつでもどこでも手軽に行えるため、日常生活に取り入れやすいのもメリットです。

3.1.3 バックエクステンション

バックエクステンションは、背筋を鍛えることで腰を支える力を強化するトレーニングです。うつ伏せになり、上半身を反らす動作で、脊柱起立筋を効果的に鍛えられます。腰痛予防だけでなく、姿勢改善にも効果的です。

3.2 腹筋トレーニング

腹筋は、体幹の一部であり、腰を支える重要な役割を担っています。腹筋を鍛えることで、腰への負担を軽減し、腰痛を予防・改善することができます。

3.2.1 クランチ

クランチは、腹直筋を鍛える代表的なトレーニングです。上体を起こす動作で腹筋を効果的に刺激し、腰痛改善に役立ちます。仰向けになり、膝を立てて上体を起こす基本的なクランチに加え、ツイストクランチやリバースクランチなど、バリエーションも豊富です。

3.2.2 レッグレイズ

レッグレイズは、下腹部を鍛える効果的なトレーニングです。仰向けになり、足を持ち上げることで、下腹部に刺激を与え、腰の安定性を高めます。足を高く上げすぎると腰に負担がかかるため、無理のない範囲で実施することが大切です。

3.3 背筋トレーニング

背筋は、姿勢を維持し、腰を支えるために重要な筋肉です。背筋を鍛えることで、腰への負担を軽減し、腰痛を予防・改善することができます。

3.3.1 デッドバグ

デッドバグは、体幹と背筋を同時に鍛えることができる効率的なトレーニングです。仰向けになり、手足を交互に動かすことで、体幹を安定させながら背筋を強化します。比較的負荷が低いため、腰痛持ちの方にもおすすめです。

3.3.2 スーパーマン

スーパーマンは、背筋全体を強化するトレーニングです。うつ伏せになり、手足を同時に持ち上げることで、脊柱起立筋や広背筋などを効果的に鍛えられます。腰痛予防だけでなく、姿勢改善にも効果的です。

種類 トレーニング名 効果 注意点
体幹 プランク 腹筋群全体強化、姿勢改善 身体を一直線に保つ
体幹 ドローイン 腹横筋強化、腰の安定性向上 お腹を凹ませることを意識する
体幹 バックエクステンション 背筋強化、腰痛予防、姿勢改善 反りすぎに注意
腹筋 クランチ 腹直筋強化 腰を反らせない
腹筋 レッグレイズ 下腹部強化、腰の安定性向上 足を上げすぎない
背筋 デッドバグ 体幹・背筋強化 手足をコントロールする
背筋 スーパーマン 背筋全体強化、姿勢改善 腰を反りすぎない

これらの筋トレは、慢性腰痛の改善に効果的ですが、痛みがある場合は無理せず行うことが大切です。自分の体力や体調に合わせて、適切な回数やセット数で行いましょう。また、正しいフォームで行うことも重要です。フォームが崩れると効果が半減するだけでなく、怪我のリスクも高まります。整骨院で専門家の指導を受けることで、より効果的にトレーニングを進めることができます。

4. 慢性腰痛改善のための筋トレのやり方

慢性腰痛を改善するための筋トレは、正しいフォームで行うことが重要です。間違ったフォームで行うと、かえって腰痛を悪化させる可能性があります。それぞれの筋トレのやり方を写真やイラストを用いて分かりやすく解説します。腰に痛みを感じた場合は、すぐに中止してください。

4.1 体幹トレーニングの正しいやり方

体幹トレーニングは、腰痛予防・改善に効果的なインナーマッスル(深層筋)を鍛えます。インナーマッスルは、身体の深部にあり、姿勢を維持したり、関節を安定させる役割を担っています。体幹を鍛えることで、腰への負担を軽減し、腰痛を防ぐことができます。

4.1.1 プランクのやり方

プランクは、体幹を鍛えるための基本的なトレーニングです。肘とつま先を地面につけ、身体を一直線に保ちます。この姿勢を30秒~1分間キープします。腰が反ったり、下がったりしないように注意しましょう。

ポイント 詳細
肘の位置 肩の真下
つま先の位置 肩幅程度に開く
呼吸 止めずに自然な呼吸を続ける
視線 斜め下

4.1.2 ドローインのやり方

ドローインは、腹横筋というインナーマッスルを鍛えるトレーニングです。仰向けに寝て、膝を立てます。息を吐きながら、お腹をへこませ、この状態を10秒間キープします。10回繰り返します。腰が反らないように注意しましょう。

ポイント 詳細
姿勢 仰向けで膝を立てる
お腹のへこませ方 おへそを背骨に近づけるように
呼吸 吐きながらお腹をへこませる

4.1.3 バックエクステンションのやり方

バックエクステンションは、背筋を鍛えるトレーニングです。うつ伏せになり、両腕を頭の後ろで組みます。上半身をゆっくりと持ち上げ、数秒間キープします。10回繰り返します。腰を反りすぎないように注意しましょう。

ポイント 詳細
姿勢 うつ伏せ
腕の位置 頭の後ろで組む
上半身の上げ方 腰を反りすぎないように

4.2 腹筋トレーニングの正しいやり方

腹筋群は体幹の一部であり、鍛えることで腰椎の安定性が増します。腰痛持ちの方は腹筋が弱い傾向があるため、腹筋を鍛えることは腰痛改善に効果的です。

4.2.1 クランチのやり方

クランチは、腹直筋を鍛えるトレーニングです。仰向けに寝て、膝を立てます。両手を頭の後ろで組み、上半身をゆっくりと持ち上げます。10~15回繰り返します。腰が反らないように注意しましょう。

4.2.2 レッグレイズのやり方

レッグレイズは、下腹部の筋肉を鍛えるトレーニングです。仰向けに寝て、両脚を揃えて伸ばします。両脚を床から10~15cm程度持ち上げ、数秒間キープします。10~15回繰り返します。腰が反らないように、床につけたまま行いましょう。

4.3 背筋トレーニングの正しいやり方

背筋は姿勢を維持するために重要な筋肉です。背筋が弱いと猫背になりやすく、腰痛の原因になります。背筋を鍛えることで、姿勢が良くなり、腰への負担を軽減することができます。

4.3.1 デッドバグのやり方

デッドバグは、背筋と体幹を同時に鍛えることができるトレーニングです。仰向けに寝て、両腕と両脚を天井方向に伸ばします。片方の腕と反対側の脚を同時に床に近づけます。左右交互に10~15回繰り返します。腰が反らないように注意しましょう。

4.3.2 スーパーマンのやり方

スーパーマンは、背筋を鍛えるトレーニングです。うつ伏せになり、両腕と両脚を伸ばします。両腕と両脚を同時に床から持ち上げ、数秒間キープします。10~15回繰り返します。腰を反りすぎないように注意しましょう。

5. 整骨院での慢性腰痛治療

慢性腰痛でお悩みの方は、整骨院での治療を検討してみましょう。整骨院では、国家資格を持つ柔道整復師が、患者様の症状に合わせた適切な施術を行います。痛みの緩和だけでなく、根本原因へのアプローチで再発防止も目指します。

5.1 整骨院で行う施術の種類

整骨院では、様々な施術方法を組み合わせ、患者様一人ひとりに最適な治療プランを提供しています。主な施術は以下の通りです。

施術名 内容 期待できる効果
手技療法 マッサージ、ストレッチ、関節モビライゼーションなど、柔道整復師の手を用いた施術 筋肉の緊張緩和、関節可動域の改善、血行促進
電気療法 低周波、高周波、干渉波などの電気を用いた施術 鎮痛効果、血行促進、筋肉の収縮・弛緩の促進
温熱療法 ホットパック、赤外線ランプなどを用いた施術 血行促進、筋肉の緊張緩和、疼痛緩和
テーピング療法 患部を固定・支持したり、筋肉の動きを補助するテーピング 患部の保護、関節の安定化、痛みの軽減
運動療法 患者様の状態に合わせたストレッチや筋力トレーニング指導 筋力強化、柔軟性向上、姿勢改善、再発防止

5.2 整骨院と接骨院の違い

「整骨院」と「接骨院」は、どちらも同じ資格を持つ柔道整復師が施術を行うため、実際には全く同じものです。柔道整復師法では「接骨院」とされていますが、一般的に「整骨院」という名称で親しまれています。そのため、どちらを選んでも施術内容に大きな違いはありません。安心してご来院ください。

5.3 整骨院を選ぶポイント

慢性腰痛の改善のためには、信頼できる整骨院を選ぶことが大切です。以下のポイントを参考に、自分に合った整骨院を見つけてください。

  • 国家資格を持つ柔道整復師が在籍しているか:柔道整復師は国家資格であり、専門的な知識と技術を持っています。資格の有無を確認しましょう。
  • 丁寧なカウンセリングと説明を行っているか:現在の症状や生活習慣、過去の病歴などを丁寧に聞き取り、治療方針を分かりやすく説明してくれる整骨院がおすすめです。
  • 清潔感のある院内環境か:清潔で落ち着いた雰囲気の院内は、リラックスして施術を受けるために重要です。
  • 通いやすい立地・営業時間か:継続して通院することが大切なので、自宅や職場から通いやすい立地と、自分のライフスタイルに合った営業時間の整骨院を選びましょう。
  • 施術内容や料金が明確になっているか:どのような施術を行うのか、料金体系はどうなっているのかを事前に確認しておきましょう。

これらのポイントを踏まえ、複数の整骨院を比較検討し、自分に合った整骨院を選びましょう。慢性腰痛の改善に向けて、一緒に取り組んでくれる整骨院を見つけることが、根本改善への第一歩です。

6. 慢性腰痛に効果的なストレッチ

慢性腰痛の改善には、筋トレだけでなくストレッチも非常に重要です。ストレッチによって筋肉の柔軟性を高め、血行を促進することで、腰痛の緩和や予防につながります。硬くなった筋肉をほぐし、関節の可動域を広げることで、腰への負担を軽減し、快適な日常生活を送るためのサポートとなります。

6.1 腰痛ストレッチの重要性

慢性腰痛は、筋肉の緊張や硬直が原因となることが多くあります。ストレッチを行うことで、これらの緊張を和らげ、血行を促進し、筋肉の柔軟性を向上させることができます。

また、ストレッチは腰周りの筋肉だけでなく、股関節や太もも、ふくらはぎなど、腰と関連する筋肉も同時にほぐす効果があります。これらの筋肉の柔軟性を高めることで、腰への負担を軽減し、腰痛の改善に繋がります。

さらに、ストレッチはリラックス効果も期待できます。深い呼吸をしながらストレッチを行うことで、自律神経が整い、ストレス軽減にも繋がります。ストレスは腰痛を悪化させる要因の一つであるため、ストレッチによるリラックス効果は慢性腰痛の改善に大きく貢献します。

6.2 おすすめの腰痛ストレッチ

ここでは、慢性腰痛に効果的なおすすめのストレッチをいくつかご紹介します。それぞれのストレッチは、無理のない範囲で行い、痛みを感じた場合はすぐに中止してください。

6.2.1 太もも裏のストレッチ(ハムストリングスストレッチ)

太ももの裏の筋肉(ハムストリングス)が硬くなると、骨盤が後傾し、腰に負担がかかりやすくなります。このストレッチは、ハムストリングスの柔軟性を高め、腰への負担を軽減する効果があります。

  1. 床に座り、片足を伸ばし、もう一方の足を曲げます。
  2. 伸ばした足のつま先を体の方へ引き寄せ、太ももの裏に伸びを感じながら、上体を前に倒します。
  3. この姿勢を30秒ほどキープします。
  4. 反対側の足も同様に行います。

6.2.2 お尻のストレッチ(大臀筋ストレッチ)

お尻の筋肉(大臀筋)は、姿勢維持に重要な役割を果たしています。大臀筋が硬くなると、腰への負担が増加し、腰痛を引き起こす可能性があります。このストレッチは大臀筋の柔軟性を高め、腰痛の予防・改善に効果的です。

  1. 仰向けに寝て、両膝を立てます。
  2. 片方の足をもう一方の太ももに乗せます。
  3. 乗せた側の太もも裏を持ち、胸の方へ引き寄せます。
  4. お尻に伸びを感じながら、この姿勢を30秒ほどキープします。
  5. 反対側の足も同様に行います。

6.2.3 股関節のストレッチ

股関節の柔軟性は、腰の動きと密接に関係しています。股関節が硬いと、腰に負担がかかりやすくなり、腰痛の原因となることがあります。股関節のストレッチは、腰の可動域を広げ、腰痛の改善に役立ちます。

ストレッチ名 やり方
開脚ストレッチ 床に座り、両足を大きく開きます。上体を前に倒し、股関節の内側に伸びを感じながら、この姿勢を30秒ほどキープします。
蝶々ストレッチ 床に座り、両足の裏を合わせて膝を曲げます。両手で足首を持ち、膝を床に近づけるように押しながら、この姿勢を30秒ほどキープします。
鳩のポーズ 四つん這いになり、片方の足を前に出し、もう一方の足を後ろに伸ばします。前の足の膝を90度に曲げ、後ろの足はつま先を立てます。上体を前に倒し、股関節の前面に伸びを感じながら、この姿勢を30秒ほどキープします。反対側の足も同様に行います。

これらのストレッチ以外にも、ご自身の体の状態に合わせて、様々なストレッチを試してみてください。 ストレッチを行う際のポイントは、呼吸を止めずに、ゆっくりと行うことです。また、痛みを感じた場合は無理せず中止し、専門家に相談するようにしましょう。

7. 筋トレとストレッチの効果を高めるポイント

慢性腰痛の改善には、筋トレとストレッチが非常に効果的ですが、その効果を最大限に引き出すためには、いくつかのポイントを押さえることが重要です。正しいフォーム、適切な呼吸、継続性、そして専門家との連携によって、より安全かつ効果的に腰痛を改善しましょう。

7.1 正しいフォームで行う

筋トレもストレッチも、正しいフォームで行うことが最も重要です。間違ったフォームで行うと、効果が半減するだけでなく、逆に腰痛を悪化させるリスクも高まります。動画やイラストを参考にしたり、整骨院の先生に直接指導してもらうなどして、正しいフォームを身につけましょう。

7.1.1 体幹トレーニングのフォーム確認ポイント

トレーニング名 フォーム確認ポイント
プランク 頭からかかとまで一直線になるように意識する。腰が反ったり、落ち込んだりしないように注意する。
ドローイン 仰向けに寝て膝を立て、お腹を薄くへこませるように息を吐き出す。お腹をへこませた状態を数秒キープする。
バックエクステンション うつ伏せになり、両腕を体の横に伸ばす。上半身を反らせる際に、腰に負担がかかりすぎないように注意する。

7.1.2 ストレッチのフォーム確認ポイント

ストレッチ名 フォーム確認ポイント
太もも裏のストレッチ 膝を伸ばしたまま、つま先を脛の方向に引き寄せる。反動をつけずにゆっくりと行う。
お尻のストレッチ 仰向けに寝て片方の膝を曲げ、胸の方に引き寄せる。お尻にストレッチ感を感じるように意識する。
股関節のストレッチ 足を肩幅より少し広めに開き、つま先を外側に向ける。腰を落とす際に、膝がつま先より前に出ないように注意する。

7.2 呼吸を意識する

呼吸を意識することも、筋トレとストレッチの効果を高める上で重要です。筋トレでは、息を吐きながら力を入れ、息を吸いながら力を抜くようにします。ストレッチでは、深い呼吸を繰り返すことで、筋肉の緊張をほぐし、リラックス効果を高めることができます。特にドローインのような体幹トレーニングでは、呼吸と連動させることが効果の鍵となります。

7.3 無理せず継続する

無理せず継続することが、慢性腰痛改善の近道です。最初は軽い負荷から始め、徐々に強度を上げていくようにしましょう。痛みを感じる場合は、無理せず中止し、整骨院の先生に相談してください。毎日続けることが理想ですが、難しい場合は週に数回でも効果があります。継続することで、腰周りの筋肉が強化され、腰痛の再発予防にも効果が期待できます。

7.4 整骨院で相談する

整骨院で相談することで、自分に合った筋トレやストレッチの方法、頻度、強度などを知ることができます。整骨院では、腰痛の原因を特定し、状態に合わせた施術やアドバイスを提供してくれます。自己流で行うよりも、専門家の指導を受けることで、より安全かつ効果的に腰痛を改善することができます。また、慢性腰痛は、日常生活の習慣や姿勢も大きく影響するため、整骨院で生活指導を受けることも効果的です。痛みが強い場合や、症状が改善しない場合は、我慢せずに早めに整骨院を受診しましょう。

8. まとめ

慢性腰痛は、姿勢の悪さや運動不足、過去の怪我、ストレス、内臓疾患など様々な原因が考えられます。そして、間違った筋トレや長時間の同じ姿勢、重いものを持つなどのNG習慣は、腰痛をさらに悪化させる可能性があります。この記事では、慢性腰痛を根本的に改善するための、整骨院監修の筋トレの種類と正しいやり方を紹介しました。体幹トレーニング(プランク、ドローイン、バックエクステンション)、腹筋トレーニング(クランチ、レッグレイズ)、背筋トレーニング(デッドバグ、スーパーマン)など、腰痛改善に効果的な筋トレを、図解付きで解説しています。これらの筋トレは、腰周りの筋肉を強化し、姿勢を改善することで、腰への負担を軽減する効果が期待できます。また、効果的なストレッチも合わせて行うことで、より効果を高めることができます。さらに、整骨院での施術との併用もおすすめです。整骨院では、専門家による施術を受けることができ、より効果的に慢性腰痛を改善へと導くことができます。正しいフォームで、呼吸を意識しながら、無理なく継続することが大切です。つらい慢性腰痛を改善し、快適な生活を送るために、この記事で紹介した筋トレとストレッチをぜひ実践してみてください。そして、症状が改善しない場合は、当院にご相談ください。

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